今回ご紹介するのは「壁に鼠あり、鼠に耳あり」です。 ペルシャ語では、Divar mush darad, mush gush daradとなります。 日本語の諺にある「壁に耳あり、障子に目あり」とほぼ同じ意味で使われ、また文の前半と後半で韻を踏んでいることも特徴です。
今回ご紹介することわざは、「何でも屋は何もできない」です。 このことわざは、ペルシャ語ではHame kaare va Hiich kaare と発音されます。 これは、日本のことわざで言う「何でも来いに名人はなし」または、「多芸は無芸」に相当しており、文の前半と後半で韻を踏んでいます。
今回今回ご紹介するのは、「今日の仕事を明日に延ばすな」です。 ペルシャ語では、Kaar-e Emruz ra be Farda mayandaz となります。 まさに読んで字のごとく、今日やるべきことを明日に延ばさないよう戒める内容で、意味内容、表現法のいずれも、日本語と共通しています。イランでも日本でも、今日できることは今日のうちに済ませる、というのは共通した考え方のようです。 それではまた来週、このコーナーでお会いしましょう。
今回お届けすることわざは、「ロバの耳に、ヤー・スィーンを読む」です。 ペルシャ語での発音は、Ya Siin be Gush-e Khar khandanとなります。 このことわざは丁度、日本のことわざの「馬の耳に念仏」に相当します。なお、ヤー・スィーンとは、アラビア語やペルシャ語の2つのアルファベットです。また、ヤー・スィーンはコーラン第36章の名前であり、この章はコーランの心臓とも評されるほど重要な章とされています。
今回お届けすることわざは、「1本の矢を2つの的に当てる」です。 ペルシャ語での読み方は、Ba Yek Tir Do Neshan zadan です。 もう皆様もお気づきになったかもしれませんが、これは日本語のことわざの「一石二鳥」に相当します。 もっとも、ペルシャ語のことわざにも意味が相反するものが存在しており、これとは逆に、一度に2つのことはできない、といったことわざもあります。これについては、後日またご紹介してまいります。どうぞ、お楽しみに。
今回ご紹介するのは、2人の仲が悪いことを表現した慣用句、「犬と猫の仲」です。 これは日本語では「犬と猿の仲」に相当します。 ペルシャ語での読み方は、Mesl-e Sag o Gorbe ast となり、これで「犬と猫のようだ」といった具合に使います。 また、日本語では2人の仲が非常に悪く、決して相容れないことを表すのに、「水と油の仲」という言い方もしますが、ペルシャ語では「ナイフとチーズの仲」というふうに表現します。
今回ご紹介するのは、「早起きであれ、成功するように」です。 ペルシャ語の発音は、Saharkhiz bashiid taa kaamravaa shaviidです。 もう皆様もお分かりいただけたかもしれませんね。このことわざは日本語のことわざの「早起きは三文の徳」に相当し、健康やそのほかの面での早起きの大切さを呼びかけています。これから本格的な寒さが到来し、朝起きるのが辛いときもあるかもしれませんが、そのようなときにこそ、早起きの効果を改めて認識し、朝をはじめとする時間を有効に使いたいものですね。
このたびご紹介するのは、「聞くことは、見ることといつ同じになるか」というものです。 ペルシャ語での読み方は、Sheniidan Kei Bovad Manand-e Didanとなります。 このことわざは、日本語にもある「百聞は一見に如かず」に相当します。
今回ご紹介するのは、「屋根が大きいほど、雪も多い」です。 ペルシャ語での読み方は、Har ki baamesh biish , barfesh biishtarとなります。 これは、日本語のことわざでは「大きな家には大きな風」に相当し、人間は誰でもその人それぞれの悩みがあることを意味しています。
今回お届けするのは、「ゆっくり進め、常に進め」です。 ペルシャ語での発音は、Aaheste borou, hamiishe borouです。 これは、「急がば回れ」に近いことわざで、慌てて失敗するよりは遅くとも確実に行うことの大切さを教えている、と言えると思われます。